メキシコ・レオンは魅力ある街！
メキシコ・レオンってどこにあるの？
メキシコで「レオン」というと、「レオン」と「ヌエボ・レオン」という地域があるのですが、こちらは、グァナフアト州にある「レオン」についてご紹介します。
メキシコ・レオン基本情報
正式名称は「León de Los Aldama」と言います。
レオン（León）はメキシコのグアナフアト州の都市である。レオン基礎自治体の人口は172万人（2020年）である。州内最大の都市だが州都ではない。メキシコシティの330km北西、グアダラハラの180km東に位置しており、工場生産や物流の拠点に最適な地域と見られている。伝統的には靴関連産業の集積地である。
出典元：Wikipedia
レオンは「León」と表記し、「レオン」と、「オ」に強く発音をします。oの上にちょこんとついている記号はその音にアクセントをつけるという意味です。
レオンはグァナフアト州の西側にある、グアナフアト州で一番大きな街で、日本企業も多く進出している地区、シラオの工業地帯から北西に位置しています。
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多くの日本企業の進出により、多少の治安の改善が見られたり、日本語表記が街のあちこちで見られるようになりました。比較的安全な街と言われています。
レオンにはサッカーチーム「Club León」があり、リーガMXに所属しています。
また、恵まれた気候と広大な敷地により、北部にはスポーツアクティビティに適した会員制の高級ゴルフクラブがあり、テニス、ジム、スパなど施設が充実しています。
レオンは歴史的な建造物、そして近代的なショッピングモールなどが混在している、魅力ある街です。
そして、レオンは革の街、シューズの街でもあります。
ジーンズ姿でおしゃれな革ブーツを履いている方も多いです。
レオンの歴史
1576年1月20日、チチメカ族からの攻撃に対する防御を目的とし、「ビジャ・デ・レオン」という名称でレオン市が設立されました。
その後、1830年6月には、正式名称を「レオン・デ・ロス・アルダマ」として、都市に昇格しました。
独立運動の過程で、経済的、社会的、政治的に苦境に立たされましたが、それまでの主な経済活動であった農業に代わり、工芸品や靴の製造が進み、発展してきました。
レオンの繁栄と進歩の年である1923年、工業・農業・家畜で経済的に発展し、人口動態の成長期となりました。
現在では、植民地時代の歴史ある古い建物と、近代的な建築物や美しい街並みが、対照的で、常には点し続ける都市というイメージを作り出しています。
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レオンの歴史的建造物
まずは、美しい歴史的建造物をご紹介します。
Arco Triunfal De Leon（レオンの凱旋門）
レオン＝ライオンが門の頂点に佇むシンボルの凱旋門です。
市街地の入り口、カルサダ・デ・ロス・ヒーローズの歩道にあり、小さな噴水やベンチなども設置されて良い雰囲気です。
1893年、メキシコ独立83周年を記念して建てられたアーチの上に、彫刻家「ウンベルト・ペラサ」の作品、ブロンズのライオンが佇んでいます。
凱旋門前に「LEON」の文字のモニュメントもあって、フォトスポットです！
Catedral Basilica De Nuestra Madre Santisima De La Luz（光の聖母大聖堂）
レオン大聖堂とも呼ばれる、メキシコのレオン市の歴史地区にあるカソリック教会の礼拝堂で、レオン大司教区の本部となっています。
2つの塔には3つのセクションがあります。
東側の塔は1876年に、もう一つは1878年に完成し、高さは70mほどあります。
2つある大きな鐘のうち、小さい方の鐘はミサの呼びかけに使われ、1.5km以上離れた場所でも聞くことができるそうです。
Templo Expiatorio del Sagrado Corazón de Jesús（テンプロ エクスピアトリオ サグラド コラソン デ ジーサス）
1921年に着工し、約91年の歳月をかけて完成した大聖堂。
ゴシック・リバイバル様式の素晴らしい装飾が施されたこの大聖堂は、大きな存在感を示し、地元の人々や観光客の憩いの場となっています。
キリストの生涯を描いた彫刻が施された正門、ノートルダム寺院を模倣した窓など必見です。
祭壇の奥にステンドグラスで描かれたキリスト像があり、その両脇にはレオン市とサン・ペドロ大聖堂が描かれています。
レオンの美術館・公園など
Museo de Arte e Historia de Guanajuato（グアナフアト美術・歴史博物館）
2008年に開館した美術・歴史博物館。4,000平方メートルの展示エリアを持つ、22,000平方メートルもの3階建ての博物館です。
先古典期のチュピクアロ文化から、20世紀後半までのグアナフアトの文化の発展までを網羅したアート作品が所蔵されています。
また、紀元前6世紀から紀元前3世紀にかけての、ギリシャとローマの重要な作品の複製である彫刻作品からなる「ギリシャのカノン」展の所蔵もあります。
また、常時変化に富んだ展示物を展開していて、ナイトオブミュージアム、週末ファミリーワークショップ、公共スペースでの活動、コンサート、など様々な芸術文化活動も予定されています。
Acuario del Bajío（バヒオ水族館）
「Bajío=バヒオ」というのは、この地区の総称で、この水族館は、ショッピングモール「 Altacia（アルタシア）」内に併設されている珍しい水族館です。
300種、1万点以上のサメ、アンコウ、エイ、クラゲ、サンゴ、タツノオトシゴ、カメ、ワニなどが展示されており、3000平方メートル以上、50の展示室を通して鑑賞することができます。
また、水族館ではありますが、陸生動物の標本の保護や保全のためのセンターでもあり、ヒゲドラゴン、カメレオン、そしてアフリカクロウメモドキも飼育しているそうです。
バヒオ地方全域から年間70万人以上が訪れる水族館で、学校教育の場や地域の活動で、海洋世界の知識を広めている活動もしている水族館です。
Parque Zoológico de León（レオン動物公園）
レオン動物公園は、1979年にオープンした、2022年現在、220種類以上の、合計1300もの生き物が見られる動物公園です。
サファリパークが隣接されていて、シマウマ、キリン、ダチョウ、バッファロー、クマ、ゾウ、ライオン、シロクマなどの動物たちに会うことができます。爬虫類や鳥類もいます。
また、園内にバーベキューやピクニックが出来る公園があります。
一方で、動物たちの恐怖や不安、恐怖、ストレスの原因となっている原因を解明することを目的とした専門的スペースもあり、園内外での教育や保護活動にも取り組んでいる動物園です。
レオンのお祭り情報
Festival Internacional del Globo（国際気球フェスティバル）
レオンでは、毎年11月の第2週の週末に4日間に渡り、「Festival Internacional del Globo（国際気球フェスティバル）」が開催されます。
この国際気球フェスティバルは、世界でも最も有名な大会の1つで、ラテンアメリカで最も大きなフェスティバルです。
レオンにある最大の湖があるメトロポリタン公園付近で、15カ国から、200機もの熱気球が集合し、壮大に青空を舞う様子は圧巻です！
会場に入るにはチケットが必要で、ウェブサイトにて9月に販売開始となります。
Feria de Leon（フェリア・デ・レオン）
レオンの1月中旬から2月中旬まで開催される、大規模なフェスティバルです。
元々キリスト教の聖人SANTO(サント)の日を祝うお祭りですが、現在では宗教的意味合いは薄れ、家族や友人と楽しむ意味合いが強くなっています。
サーカス、レスリング、ミニコンサート、各地の名産品工芸品の展示販売、家畜展示、この地域のグルメ屋台、またコンサートやショー、などでレオンが活気に満ちる期間です。
夜間はライトアップされ、エレクトリックゲームや、きらびやかな移動遊園地を楽しむこともできます。
まとめ
メキシコ・レオンについてまとめてみました。
- レオンはグァナフアト州の西側にある、グアナフアト州で一番大きな街
- 日本企業も多く進出している地区
- 気候と環境に恵まれて、比較的安全な街
- 歴史的な建造物と近代的なものが混在して、魅力のある街
- いくつかの盛大なお祭りがあって活気のある街
しかしここはメキシコ…車上狙いや強盗など、残念ながら年に数回は日本人を狙った犯罪報告を聞きます。
想像していたよりも比較的安全な街ですが、日本の人々は狙われやすいため、華美な服装は避け、夜間や危険な地域、また特に銀行のATM利用前後には十分気をつけて行動しましょう。
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今回も読んでくださって「Gracias!」
