メキシコの引越し
海外引越し、経験のある方はご存知だと思いますが、本当に大変ですよね。
業者の方に梱包や配送をお願いすると言っても、すぐいるものかいらないものか、送るか送らないか、荷物の仕分けをしなければならない…。
この記事を見て、少しでも参考になれば嬉しいです。
注:この記事は、2022.8.1現在のものです。都度、状況は変化しますので、よく調べてご準備ください。
メキシコへの引越しで気をつけること
渡墨に伴って荷物を送る際、船便も航空便も厳しい決まりがあります。
一番困ったのは、
「新品の消耗品は送ることができない」
日本の製品はとても便利で優れていて質がいいものがたくさんだから持って行きたいと思っていたのですが…。
電化製品、タグのついた洋服、靴、細かいものは薬や文房具まで新品だとダメ!
それから、
「半年以内に購入したものは送ることができない」
例えば、ホームベーカリーとか炊飯器とか、魚焼きグリル…新しく新調して持って行きたいではないですか…。
理由は、「メキシコでの経済効果に影響するため」らしい。
海外からメキシコに入る方が多いほど、メキシコは潤うのでしょうか。
以下のような決まりがあり、遵守しないと没収されたりトラブルの発生に繋がります。
ちなみに、実際に私がメキシコに持って行くといいな、と思うリストはこちらに掲載しています↓
引っ越し荷物制限
メキシコへ引越し荷物を送る際の、一般的に注意する項目は以下の通りです。
引越し荷物として取り扱いできない品目
ただ…
(ここは大きい声では言えないので小さな文字で…)
数回使ったりわざと少し汚したり…どうしても持っていきたいものはそんな細工をしてコソッと荷物に入れるって方法もあるようですよ。
そして、これだけではないんです。持ち込みが制限される品目もあります。
持ち込みが制限される品目
ちょっとこれには驚き。一箱に10点???
海外の文房具って日本のものほど優秀じゃないんですよね…。
船便・航空便制限(船便編)
船便は家族ごと、大きいコンテナに積まれます。コンテナの大きさは家族の人数によって決まります。大型家具などがなければ、かなり余裕はあると思います。
船便は到着までにとても時間を要し、通常2~3ヶ月かかるので、すぐに必要のないもので壊れやすいものは船便に入れることをお勧めします。
ただ、コロナ禍では…
2022年、コロナ禍のため、我が家はなんと半年ほどもかかってしまうと言われました…。
【追記】結局2ヶ月ほどで到着し、肌寒さをしのぐことができホッとしました。
ですので、「そんなにかかっては困る」というものは手荷物か航空便に入れることになりますね。
また、輸入の際には紛失も十分考えられますので、高価な時計、デジカメ、ビデオ、アクセサリー類は、手荷物に入れた方が良さそうです。
30万円を超えるものについては、紛失の際、保険の適応となるため、「総額付保リスト」に分けて記入します。
メキシコへの船便 細かなルール
引越し荷物として取り扱いできない品目
船便・航空便制限(航空便編)
海外引越しの際、「早く使いたいものは航空便で送る」のが一般的ですが、
「航空便は雑に扱われるため、本当に大事なものや割れて困るものは航空便に入れない方がいい」
と、業者さんのアドバイスがあり、最初に仕分けしたものからだいぶ内容が変わりました。
オーブン使用化のガラスの皿とか、食器もすぐ使えるようたくさん送りたかったのですが、断念しました。
そして、ここにも厳しい細かいルールが…。
荷物の重量に対する制限
航空便では、計算重量が一便につき100キログラムを超える荷物は、事前に「荷物明細」を現地に送付して、通関可能かどうかの確認を得なければいけません。
輸入禁止品が含まれていないか、疑わしいものはないか、チェックするためです。
100kg以下なら、事前の届出は要らずリスト作成だけで、業者にも自分達にも負担が少ないのでできるだけ100kg以下に抑えることをおすすめします。
どうしても100kg以上持っていかなければならないなら仕方がないですが…。
我が家はゴルフセットを入れても100kg以内で収めることができました。
メキシコへの航空便 細かなルール
引越し荷物として取り扱いできない品目
持ち込みが制限される品目
ちょっと厳しすぎやしませんか?
というわけで、我が家はスーツケースを最大持ち込める数用意して、食品、消耗品、医薬品、サニタリー用品などを入れて持ってきました。他にキャリーケースなど手荷物もあるので荷物すごかったです。
大事なものや壊れものは、必ず肌身離さず携帯できる手荷物品の中に入れましょう。海外でのスーツケースの扱い、めちゃめちゃ雑で投げられます。
それから、荷物が紛失することも稀にありますので気をつけましょう。
メキシコへの引越し、荷物仕分けの3つのコツ
必要品と不用品
必要品と不用品の分類をしましょう。
これから本当に使用するものなのか、引越し先にも持っていきたいものなのか、ここで分けておくと便利です。
「数年使用していないものは意外と必要ないもの」だといわれるので、この機会に思い切って処分するもの良いかと思います。
3つのグループ
必要品の中で、3つのグループに仕分けしましょう。
- すぐに必要なもの(当面の間使う食器や調理品、食料、洋服、靴、タオル、教育用品等)
- 割とすぐに必要なもの(炊飯器、ケトル、 趣味のもの、洋服、タオル等)
- すぐには必要でないもの (厚手の冬物、趣味のものや飾り物、書籍、食器等)
しかし、先に述べた通り、壊れやすいものは航空便には入れない方が良いので、特別すぐに必要でないものであれば、船便に入れるのが良いかと思います。
メキシコは暑いと思っていたのですが、季節によっては意外と朝晩が冷えるので、もう少し厚めの上着を手荷物に入れればよかった〜と思いました。
船便と航空便の荷物
船便と航空便の荷物は、家の中で分けておきましょう。
家の中のあちこちに船便の荷物、航空便の荷物が散乱していては、見積時にも荷物梱包時にも業者さんが困ります。
大まかに船便の荷物の場所と航空便の荷物の場所を分けておくと、自分も分かりやすく、業者さんも作業がしやすいと思います。
大まかに分けた荷物に、「船便」「航空便」などのステッカーを貼っておくと更に良いでしょう。
リスト作り
船便・航空便のリストを作成しておくと、自分が何を入れたか、現地で荷物を受け取った時に何をどんな方法で送ったかがわかり、とても助かります。
また、日本から荷物を発送時、荷物明細書にそれぞれの荷物の価値を記入しますので、おおよその時価の金額をリストに記入しておくとスムーズに荷物のリストへの記入ができます。
さらに、通関の際の書類作成のために、高額品を除く品、全体の金額(そのものを購入できる金額)の合計を出しておくと、スムーズに対応できるので便利です。
注意!手荷物で持っていく荷物は別に!
手荷物で持っていく予定のものは、絶対に別にしておきましょう。
まれに、パスポートを引っ越し荷物の中に入れてしまう事態があるそうです。
パスポート、書類、子どもの教育書類、予防接種証明、携帯電話の充電器、薬など、手荷物で持っていく必要があるものは、必ず紛れ込まないように別に保管しておきましょう。
まとめ
メキシコへの引越しには、様々なルールや注意点があります。大まかなところでは…
- 購入後半年以内のものは入れない
- 航空便は細かい制限がある
- 航空便に大事なもの、壊れやすいものは入れない
新品を買って引越し荷物に入れ、没収…のような悲しい思いをしないように気をつけましょう。
また、「自宅を空ける必要があるけど、日本に荷物を置いておくスペースが必要」という場合は、実家に預けたり、コンテナを借りたりして対応しましょう。
今回も読んでくださって「Gracias!」